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ニュースリリース 2023.01.06

ONE COMPATHが「歩行の社会的価値」を定量化

CO2削減や医療費抑制効果などSROI分析を用いて、ウォーキング人口拡大へ
2月開催のウォーキングイベント「1day3000」をモデルケースとして初実施

凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)は、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の協力のもと、SROI(Social Return on Investment)分析を用いて歩行の社会的価値を評価する枠組みを構築し、2月7日から16日に開催する当社主催のオンライン型ウォーキングイベント「1day3000ウォーキングチャレンジ(以下、1day3000)」をモデルケースとして定量化することを決定しました。本取り組みによってウォーキングへの関心を高め、ウォーキング習慣の普及やウォーキング人口の拡大を目指しながら、健康寿命の延伸、環境負荷軽減などの社会課題解決に貢献してまいります。

「歩行の社会的価値」定量化の背景

進行する少子高齢化社会や長引くコロナ禍によって健康寿命の延伸や健康経営への関心が高まる中、ウォーキングは、日常的に取り組みやすい健康施策としてだけではなく、環境負荷が非常に低いことや家計への影響も少ないことから、大きな関心と期待が寄せられています。

そんな中、当社が運営するウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」は、「あなたの一歩が宝にかわる」をコンセプトに掲げ、インセンティブやウォーキングの習慣化を通じた健康という宝を手に入れられる、という世界観を目指し、ユーザーや健康経営を推進する企業の支援を続けています。

しかしウォーキングの効果については、これまでにも可視化を試みてきたもののユーザーアンケートをベースとした限定的なものが多く、多角的な評価には至っていませんでした。
そこで今回、ウォーキングが社会に与える効果を評価するシステムを構築し、可視化を試みることとなりました。この取り組みを通して、一層ウォーキング習慣の普及やウォーキング人口の拡大を目指し、健康寿命の延伸や環境負荷軽減といった社会課題の解決にも積極的に貢献してまいります。
なお、2月にaruku&が開催する無料のオンライン型ウォーキングイベント「1day3000 第8弾」をモデルケースとして初めて定量化します。

「歩行の社会的価値」分析とモデルケース「1day3000 第8弾」について

世界的にSDGsを推進する企業が増える中、社会や環境に配慮する企業等の事業を評価する枠組みとしてSROI分析(Social Return on Investment/社会的投資収益率)という手法が注目されています。

今回、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の協力のもと、ウォーキングイベント「1day3000」をモデルケースとして、このSROI分析を用いて歩行の価値を定量化します。具体的には、本イベントに参加する全員の総歩数からCO2削減効果、医療費抑制効果、また生活習慣病のリスク削減効果などを算出し、イベントを含む歩くきっかけを得ることが社会に与えた効果をダッシュボードで可視化します。

「1day3000」は、イベント期間中に毎日3,000歩の達成を目指し、企業対抗と個人対抗でランキングを競い合うイベントです。第8弾となる今回から個人参加が可能となり、全参加者の3,000歩の達成度合いに応じてSDGsに関連した取り組みを行う団体への寄付も実施します。ウォーキングへの関心が高まることからウォーキングの価値を再発見するための機会と捉え、定量化のモデルケースとします。

本取り組みへのコメント

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
ライフサイエンス・ヘルスケア統括 / イノベーション統括 パートナー
伊東 真史様
この度、「1day3000」へ関与させて頂きありがとうございます。
弊社は、国内最大級のビジネスプロフェッショナルグループであるデロイト トーマツ グループにおいて、ファイナンシャルアドバイザリーサービスを担っています。社会的投資収益率(SROI)分析は、事業やプロジェクト実施により生じる社会的・経済的・環境的変化を、市場価値に当てはめて変化の価値を定量的に可視化するものです。
「歩く」という行為は必要不可欠で普遍的なものです。今回、「歩く」ことの価値を多角的に定量化し、社会にもたらすインパクトの可視化をご支援させて頂きます。
「歩く」価値を多面的に認識頂くことで、皆様の健康で豊かな生活にも寄与できると大変嬉しく思います。

株式会社ONE COMPATH
イノベーション事業本部 エグゼクティブマネージャー
石田佳孝
健康寿命の延伸という社会課題に対して、当社が持つ位置情報とゲーミフィケーションというアセットを活用して6年前に立ち上げた「aruku&」事業は、おかげさまで多くのユーザー様にご利用いただけるサービスへ成長できました。
人生100年時代と言われる現代において、Well-being(ウェルビーイング)の重要性はますます高まっています。この基礎的な要素ともいえる「健康な体を作り、維持していく」上では、時間や場所・人を選ばずできる「歩く」という行動は非常に重要だと考えております。
一方で、「歩く=健康に良い」ということは感覚としては理解していても、定量的に歩行の価値を示すものがありませんでした。そこで当社としてはより多くの生活者に歩行の価値を認識して健やかで充実した人生を送っていただきたいと思い、本取り組みを行うことにしました。

株式会社ONE COMPATH
「1day3000」事務局長
山岸靖典
1day3000の参加者からは、「歩くきっかけになりました」「社員同士のコミュニケーションが生まれてチームビルディングにつながりました」などポジティブな感想をいただくことが多く、社会貢献につながっているという実感がこのイベント続けている原動力の一つになっています。今回はこの実感を具体的な数字で表現することで歩くことの価値を見える化し、歩くことがもっと大きなムーブメントになっていくことに期待しています。

「1day3000 第8弾」開催概要

・参加方法
【企業対抗枠】「1day3000」HPよりお申込みください。
【個人対抗枠】aruku&上で1月13日(金)発表予定です。aruku&をダウンロードしてお待ちください。
・申込み締切
【企業対抗枠】1月12日(木)
【個人対抗枠】2月7日(火) ※開催初日まで
・開催期間 2023年2月7日(火)~2月16日(木)の10日間
・開催内容
ウォーキングアプリ「aruku&」を使い、期間中、毎日3,000歩の達成を目指します。また、寄付団体が取り組むSDGsのうちの7つの目標の中から貢献したいものを事前に選択いただき、目標ごとに組むグループの3,000歩の達成割合に応じて寄付金を決定、寄付します。
・参加費 無料
・参加対象
【企業対抗枠】従業員・職員の為に健康増進施策の実施を考える全ての企業・自治体等の団体
【個人対抗枠】気軽に健康イベントに参加したい全ての方、SDGsの取り組みに関心のある全ての方
・賞品 健康関連やSDGs関連の景品を総額100万円以上用意
【企業対抗枠】3,000歩を達成した日数の平均を競い、上位入賞企業に進呈
【個人対抗枠】3,000歩の達成日数に応じて、抽選で賞品を進呈
・寄付先 認定NPO法人フローレンス、公益社団法人 国土緑化推進機構「緑の募金」
・主催 株式会社ONE COMPATH
・協賛企業 株式会社野口医学研究所、マイナビ健康経営(株式会社マイナビ) 他
・注意事項
※企業対抗枠は、5名以上の参加が必須となります。
※健康増進施策を担当する代表者の方からお申込みください。
・お問合せ arukuto-biz-sup@onecompath.com
・「1day3000」サイト ※申込みが必要なのは企業対抗枠のみです。
https://go.onecompath.com/l/340821/2022-12-01/38kc62j

今後の展開

「1day3000 第8弾」開催後は、ニュースリリースやホワイトペーパーとして結果を発表する予定です。また、今後も定期的な定量化を続け、ウォーキング習慣の普及やウォーキング人口の拡大を目指し、健康寿命の延伸、環境負荷軽減などの社会課題解決にも積極的に貢献してまいります。

「aruku&(あるくと)」について

2016年11月より株式会社ONE COMPATH(当時、株式会社マピオン)が運営している、「歩くことが楽しくなる」仕掛けが満載のウォーキングアプリです。アプリ内に登場する様々な住民キャラクターに話しかけると依頼が出され、クリアすると、地域名産品などが当たるプレゼントキャンペーンに応募できます。健康増進施策を進める自治体や企業、家族や友人同士などチームでの参加も可能です。

URL:https://www.arukuto.jp/


  • * 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
  • * ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

ONE COMPATHが「歩行の社会的価値」を定量化(PDF)

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