デリバリーサービスの配達員らから好評「到達圏マップ」機能拡充 有料サービスをチケット制からサブスク型に変更、一定条件で無料でも利用可
凸版印刷株式会社のグループ会社である株式会社ONE COMPATH（ワン・コンパス）が運営する地図アプリ「地図マピオン」（iOS版）は、4月19日の地図の日に合わせ、有料サービスをチケット制からサブスクリプション型に変更するなどアップデートします。有料サービスの対象は「到達圏マップ」「境界線マップ」「通り名マップ」で、「到達圏マップ」は1分単位でどこまで到達できるかを検索可能にするなど機能拡充をします。なお、これらのサービスは動画広告を閲覧することで無料でも利用できます。
アップデートの背景
これまでアプリ「地図マピオン」では、有料サービスをチケット制にて提供してきました。7日間で120円という1週間単位での提供となり、有料サービスを利用したいユーザーは、期限後、新たに購入の手続きをする必要がありました。今回、サブスクリプション型へと変更し、従来よりも気軽に利用することが可能になります。
また、指定時間内にクルマ・自転車・徒歩でどこまで到達できるかを検索できる「到達圏マップ」は、新型コロナの影響を受け宅配・デリバリーサービスのニーズが急増したことや、三密回避を目的に自転車利用者が増えたことを背景に、荷物を届ける配達員やサイクリストを中心に好評を博しています。今回、これらのユーザーの期待に応えるため、より詳細な検索ができるよう機能を拡充します。
アップデートの内容
①サブスク型有料サービス「マピオンプラス」について
サブスクリプション型の有料サービスの名称を、このたび「マピオンプラス」としました。対象サービスは、市区町村などの境界線がはっきりと見える「境界線マップ」、道路の名前を分かりやすく見られる「通り名マップ」、指定時間内にどこまで到達できるかを検索できる「到達圏マップ」の3種類で、月額250円（税込）で提供します。なお、これらの地図は動画広告を閲覧することで、5分間無料で使うことができます。また、これ以外の「地形図」「円キョリ」「防災マップ」などはこれまで通り無料での提供となります。
②到達圏マップの機能拡充について
どこまで到達できるかの検索について、従来は10分単位の3段階（10分・20分・30分）のみでしたが、1～60分まで1分単位で検索できるようになりました。クルマ・自転車・徒歩と手段に合わせた道のりを考慮した到達圏結果が、1分単位で瞬時に表示されます。自転車での検索にはママチャリ・クロスバイク・ロードバイクを選択でき、クルマでの検索には有料道路の選択も可能です。また、新たに距離による検索機能も追加し、100ｍ～30kmまで指定することができるようになりました。
これによって、例えば「3kmウォーキングしたいがいいスポットはないか」「40分以内にクルマで行けるところまで行きたい」といった検索に有効です。なお、これまでは1日の検索回数に制限がありましたが、今回より無制限になりました。
③その他の変更点について
・従来有料サービスだったドライブルート検索を無料化
・ひらがなだけで表記する地図「えきのなまえマップ」を一時的に削除
「地図マピオン」担当者よりコメント
今回のアップデートで、ようやくチケット制からサブスク型に変更できました。私たちは、地図を便利に使うだけでなく、地図自体を楽しんでいただきたいというコンセプトで開発を行っています。境界線マップや到達圏マップ、通り名マップは眺めるだけで楽しく新しい発見があると思いますので、ぜひ地図を楽しんでいただけたら嬉しいです。共有機能も強化しましたので、お気に入りの境界線や面白い到達圏を発見した際にはどんどんSNSで共有してください。
今まで無料で提供していた一部機能を有料化することは心苦しくもありましたが、無料で使うこともできるようにしましたので、ぜひお試しください。 今後も、地図好きな皆様に愛される地図マピオンを目指してアップデートを行っていきますので、よろしくお願い致します。
今後の展開
222年前の1800年、伊能忠敬が国土測量のために江戸を出発した日が由来とされる、4月19日の「地図の日」に合わせて、地図マピオンをアップデートします。また、今回一時的に削除する「えきのなまえマップ」については、内容をアップデートし2022年夏までに公開を目指すほか、今後もサービス向上と改善に努めながら、ユーザーに寄り添った地図を開発してまいります。
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